こんにちは、ぐらです。
「歳月人を待たず(さいげつ ひとをまたず)」といいますが、月日が経つのは、ほんとうに早いもので、今年も残りわずかとなりました。
いよいよあさって(12月22日)は二十四節気の年内最後の節目である冬至です。
冬至は一年のなかでいちばん昼の長さが短い日です。
東京では夏至(一年で1番昼の長さが長い日)と冬至の時間差がおおよそ5時間ほどになるそうです。
わたしの住む地域では先週末、氷点下5度を記録し、灰色に空を覆い尽くした雪雲は「ぷよぷよ」の大技のような大量の雪をドサッと家のまわり降らせました。
寒いうえにすぐに暗くなる、つらい季節。
朝、なかなか起きられず気分も滅入ります。
「いつものことだから、しょうがないな〜」なんてあきらめていましたが、世間には「冬季うつ病(季節性うつ病)」なんてのがあるそうです。
冬季うつ病(季節性うつ病)とは
秋から冬にかけてだんだんと日照時間が減少してゆきますよね。
人間の体内時計は脳内の視交叉上核(SCN)にあるのですが、SCNは目の組織のうち,光についての情報を受け取る網膜と繋がっていて、外が暗ければSCNは体を眠らせるホルモン「メラトニン」を分泌するように促し、外が明るいようならメラトニンの生産を止めるように命令します。
また、冬になると暗い時間が長くなるため、SCNはメラトニンを夜の初めと夜の終わりの二回に分けて生産するようになるそうなのです。
そのため冬には多くの人が夜中に目が覚めたり,寝付くのに時間がかかったりするそうです。
神経伝達物質であるセロトニンの分泌量が減り、睡眠の質が落ちると人によっては体内時計の調整が難しくなるそうです。
また、その結果、気分が落ち込みやすくなる。
そして、こんどは春に向かって徐々に日が長くなるにつれ寛解していく、ということを繰り返す、これが「冬季うつ病」なんだそうです。
おもな症状としては無気力になったり、過眠や過食、体重増加とくに炭水化物や甘いものが食べたくなったりするそうです。
わたしの場合、一年を通してどれも一応に当てはまりますが、特に顕著にみられるのは過眠でしょうか。
夜の9時頃から翌朝の7時頃まで(約10時間)たっぷり寝ているのに、眠くてなかなか起きられません。
ほんと、やになっちゃう
出来ることなら熊やムーミンのように春までがっつり冬眠したいのに…って、冬が来るといつも思います。
そんな冬眠できない私たちには、昔から引き継がれてきた生活の知恵が大きな味方です。
そのひとつが二十四節気。
儘ならない手ごわい季節を、豊かな愉しみへと変えてくれる知恵袋です。
今回は冬至について調べてみました。
冬至を愉しむ
暦法上ではこの日で1年間の干支が切り替わるそうです。
ということはあさってからは「卯年??」
実感がまったく湧かない。。。
また、冬至といえば柚子にかぼちゃ。
まんまるで黄色いそのフォルムは出番が減った太陽の化身のようです。
柚子
ゆず湯には血行促進や冷え性改善の効果があるとされています。
柚子の皮にはクエン酸が含まれており、疲労回復に効果があります。ビタミンCも豊富なので美肌効果も高いそうです。
柚子湯に柚子茶、湯豆腐に柚子を刻んだり、しぼったりしても美味しいですよね。
かぼちゃ
かぼちゃにはビタミン類やミネラル成分も多く、カルシウムや食物繊維などもバランス良く含まれているため、風邪の予防に最適です。
煮物にするもよし,天ぷらでもよし。
冬至に好んで食されるのは、あずきと一緒に煮る「いとこ煮」。
いつものように煮たかぼちゃに缶詰の小豆を足すだけというシンプルな作り方もオススメです。
丸のまま保存すれば長期保存も可能なカボチャは冬には欠かせない野菜ですね。
先今年無事芽出度千秋楽
「先今年無事芽出度千秋楽」
まず、こんねん、ぶじ、めでたく、せんしゅうらく
いろいろあったり,なかったりのこの一年
ともあれ無事に過ごしてこられたことを喜びましょう、という言葉だそうです。
また、冬至は「一陽来復」(陰が極まり再び陽に帰る)ともいい、この日を境に、日が長くなってゆく節目の日です。
いままで下降ぎみだった運気が上昇気流へと運気が切り替わり,全てが上昇運に転じていく日とも言われています。
もう今年も残りわずか。
あと一週間もすれば、お正月、七草、節分とまためまぐるしく季節が巡り始めます。
街を歩いていても、いまは椿やサザンカくらいしか見かけない花たちも、梅の花が咲いたかと思えば,桜、チューリップと次々に咲き進んでいきます。
いまは少し寂しいけれど、ほんの束の間の厳しく静かで美しい季節。
そんな四季の移ろいを体調に気をつけながら、心から楽しんでゆきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊