時事ネタ

gura

菅首相の退陣表明と株価上昇

八月半ばから停滞していた日本株の相場が8月30日ごろから上昇に転じ、9月3日の菅総理の退陣意向表明後に日経平均株価は上げ幅が加速しています。

わたしは今年の6月から一般ニーサで株取引を始めましたが、最初に買った日本の個別株は「ユーグレナ」です。ラッキーなことに、買ってすぐ「ミドリムシの燃料で初フライト」のニュースが流れ、そのあと一株880円程だったのがグングン上昇し、1108円の高値をつけました。そのほかにはいろいろな単元未満株を持っているのですが、株価損益合計額がプラス三万円まで上昇した後、ユーグレナの下落などを受け、マイナス三千円まで落ち込みました。

それが今回の退陣意向表明のあとには、ピーク時以上になり、一日で一万円ほど増加する日もありました。

とは言っても、すぐに現金化するわけでないので1円たりとも実質的な収益はないですし、来週はどうなるかもわかりません。

株はコレクションではないので利益が大きく出るときは、確定売りをするのがいいのでしょうが、まだどの株がどんな感じで推移するのか、日本経済のどの分野ががどう変動してゆくのかを、このまま手元において見ていたいとおもっています。

やはり、身銭を切っていると気持ちが入るので、新聞で株価の情報を眺めているだけとは違いますね。

米中枢同時テロから20年

2001年の米中枢同時テロの発生から明日で20年が経ちます。同時テロは国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏によって主導され、多くの犠牲者を出しました。ニュースで流れた映像はあまりに衝撃的で今でも忘れられません。

歴史的にみても稀に見る凄惨で理不尽な出来事だったと思います。のちにウサマ・ビンラディン氏は捕まり、処刑されましたが、当人もまた、国や歴史に翻弄された1人だったのだと思います。

世界の三大宗教といえばキリスト教・仏教・イスラム教ですが、この中で一番馴染みのないイスラム教とは本来、寛大で助け合いの精神に満ちた教えだったようです。悟りを開いたムハンマドは自分を神から啓示を授けられた一般人とし、自分が神だとは言っていません。ひととこに富や権力が集中する仕組みを良しとしなかった点だけでも信頼に値すると思います。他の国を吸収したときも国家財政の地租(ハラージュ)と人頭税(シズヤ)を払えば信仰の自由を認められていたそうです。

指導者が変われば教義も変わっていきますが中世のイスラム世界では,イスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒などの商人が活躍し,経済や文化、法学、哲学などがめざましい発達をとげていきました。

ビザンツ帝国や西ヨーロッパの人々は、この拡大を続けるイスラム世界に恐れを抱き,イスラム教には根強い敵対意識を持ち続けていたそうです。しかしこのような敵対意識に関わらず,ビザンツ帝国とイスラム世界の交易は活発に行われ、自然科学や代数学、製紙法や羅針盤と火薬もイスラム世界を経由して,ヨーロッパに伝えられたそうです。

その後、11世紀から200年にもおよぶ十字軍の侵攻に苦しめられ、十九世紀に入ると、産業革命を達成したヨーロッパ諸国の圧倒的な軍事力の前にオスマン帝国は「瀕死のライオン」と称されるに至り、その後もいろいろな国の思惑が絡まり合い複雑にこじれていきます。

ニュースを聞いていると、中東のことをあまり知らないために怖いという気持ちが先立ちますが,世界平和を願っているならば、それぞれの国の歴史や考え方、それぞれの国がどうしたいのかなど多岐にわたって検証し、理解し、解決法や妥協策を考えていかなければいけないでしょう。

「誰か一人でも不幸であるうちは、わたしは幸せにはなれない。」っていったのは誰だったでしょうか。

他人の気分に左右されない
きっと自分のせいで機嫌が悪いのではなく、家でなにかあったのかもしれないし、わたしが人の心の中までとやかく推測する必要はない。もし、言いたいことがあれば、言葉にして伝えるのが社会人としてのコミニュケーションだと思うからです