人生の楽しみ

gura

こんにちは、ぐらです。

人生って、いろいろ大変なこともありますよね。

でもきっと楽しいこともたくさんあるはず。

皆さんは,どんなときに幸せを感じますか?

BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」

2007年からBS日テレで放送されているテレビ番組「小さな村の物語 イタリア」が大好きです。

【番組概要はこんな感じです。↓】

(心地よい音楽が流れる中、ナレーションは三上博史さん)

美しく生きるということ…。


気候や風土に逆らわず、共存しながら暮らす。


先人たちが築き守ってきた伝統や文化を誇りに思いながら生きる。


人間本来の暮らしが息づく「小さな村」が今、注目されています。 


海を臨む小さな漁村、山肌にはりつくように佇む村、雪に覆われた山間の寒村…。
古き良き歴史と豊穣の大地を持つイタリアで、心豊かに生きる人たち。


〝豊かに暮らす 美しく生きる〟とはどういうことなのか。


私たちが忘れてしまった素敵な物語が、小さな村で静かに息づいていました。


番組ではありのままの時間の流れを追い、
村人たちの普段着の日常を描いています。(この番組のサイトより引用)

この番組を観ると、なんだか深呼吸をしたような気分になります。

肺の奥まで新鮮な空気を取り込んで、頭がすっきりしてきます。

なぜでしょう?

この番組に出てくる人たちは、自分の仕事や生活に誇りを持ち、家族や友達、そして周りの人達を大切にしながら慎ましく,心豊かに暮らしているのです。

そんなイタリアの人たちの生活を、気を衒うことなくシンプルでナチュラルに描きだす番組だからじゃないでしょうか。

その普通がすごくいいのです。だからこそ胸を打つのです。

人間らしい日々の喜びとは

この番組を見ていると、人間って本来こんなふうに生活するものなんだな,って素直に思います。

なかでも憧れるのが、いろんなイタリアの街角で見かける「毎日おなじ仲間とお茶を楽しむおじいちゃんたち」です。

「路地裏に座り込んで、おしゃべりしながら編み物をするおばちゃんたち」ってのもありますが、ただ生産性も何も考えずに,バカバカしいことをしゃべりながらお茶をすするほうが精神的に良さそうですし、なんか最高です。

人生楽しんでるな〜って伝わってきて見てる側も楽しくなります。

孤独を愛するっていうひとも、かなりいると思いますが、ずっとひとりでは喜びを感じながら生きていけません。

煩わしい人間関係はないほうがマシですが,気の合う仲間との交流は心と人生をきっと豊かにしてくれます。

なにより毎日が楽しいです。

老後をイメージする

私は現在、夫と2人でのんきに暮らしています。

たまには喧嘩もしますが、まあ基本楽しいです。

いつまでもこんな日々が続いてもらいたいと心底思っています。

それでも何事も永久に続くというわけにはいきませんよね。

いずれは、どちらかがひとりになる時もやってくるでしょう。

そうなった時にショックで動けなくなってしまわぬように、たまに対処する方法を考えたりします。

ひとり暮らしのシュミレーション

なにより大切なのは、自立した生活と居場所づくりではないでしょうか。

いずれ、自分の面倒が自分でみれなくなった時には、身内や病院、施設などにお世話にならなくてはいけない時が来るとは思います。

しかし、それまではひとりになっても、どうにか自立した生活がおくれたらな、と思っています。

「自立して」というのは、「ひとりで」という意味ではなく、地域コミュニティの力を借りながら、そのなかで助けられたり,助けたりして、共存してゆけたら理想だということです。

これを頑固に「ひとり(孤独)」に固執してしまうと、最近問題になっている孤立につながってゆき、寂しい老後しかイメージ出来なくなります。

無理のないお付き合いを心掛ける

自分でも半強制的な集まりや便宜上の付き合いは苦手だと思います。

でも、これらが得意だというひとは、はたしてどれくらいいるのでしょうか。

決められた時間に,決められた場所に,決められた会費を払って興味もないのに参加しなくてはならない。

心地いい家族との団欒の時間を差し置いてでも都合をつけて行かなくてはならない。

コロナで激減したとはいえ、ちょっと気が重くなります。

でもこれが「好きな時に」「行きたい場所に」「食べたいものを食べに行ける」しかも「気心が知れた仲間のいるところ」になるなら、間違いなく楽しいのです。

私の憧れる老後のスタイルはまさにこれです。

なので、気が向いたら

  • 歩いて行けるところにコーヒー一杯300円くらいのカフェがある
  • そこにいけば誰かがいて世間話ができる
  • ときには昼食も取れる

午前中にみんなと話して、午後からは自宅に帰って家のことや趣味に時間を使う。

こんな生活がわたしの理想の暮らしなのです。

もうすでにあった文化

こんな私の理想を叶えてくれる場所がどこかにないかと,ときどき考えていたのですが,ふとさっき思い出しました。

まさに、チルチルミチルの青い鳥です。

幸せは足元にありました。

わたしの出身地は愛知県一宮市なのですが、一宮市発祥の文化、「モーニングサービス」の精神がまさにわたしの理想とドンピシャでした。

そういえば、住民(比較的時間に余裕のある世代)が習慣として、近くの喫茶店の回数券を買っていて毎朝歩いて喫茶店に行き、そこで新聞を読んだり、話したりしていました。

代表でいえば全国規模で拡大している「コメダ」です。あそこは名古屋の西区発祥です。

豆知識ですが、じつは創業者の加藤さんの実家がお米屋さんだったことに由来し、「米屋の太郎」をもじって、「コメヤのタロウ→コメタ→コメダ」になったようです。

また、関東に初進出した際は、名古屋で当たり前だったモーニングサービスの認知度が低いために、「パンは頼んでいませんけど……」と言われることもあったそうですけれど今では考えられませんね。

わたしは逆に他県で朝、喫茶店に入ってもモーニングサービスがないのに驚きました。

コメダのコンセプトは、おもてなしの文化と安らぎの場の提供でしょうか。ほんと、あそこに行くと自分家みたいにゆっくり寛げますが、地元密着型の個性的な喫茶店がコメダ以外にも愛知県や岐阜県にはたくさんあるのです。

最近日本テレビ系列で大人気のヒューマングルメンタリー「オモウマい店」にもこれにも同じエスプリを感じます。^_^

(羽島にある喫茶店のモーニング)

実家に帰ると必ず訪れる店で、モーニングサービスにトーストの他にフルーツの盛り合わせやコーヒーゼリーがつきます。

愛知県の喫茶店は、けっしてイタリアのトスカーナやフランスのシャンゼリゼの街角ではないですが、みんなが気軽に集える素敵な居場所だと思います。

そんな素敵な場所があなたのお家のそばにもあったなら老後は安泰ですね 笑

みなさんはどんな老後が理想でしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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