憧れのイングリッシュガーデン

gura

始まりはピーターラビット

雪景色の中、赤ん坊を抱っこして庭にただずむ祖母とわたしのモノクロの写真があります。庭は純和風で松や紅葉、躑躅、南天などが植えられていて、その頭にふんわりと雪帽子を被り、とても寒そうなのですが,なんだか見るたびに心が温かくなる写真なのです。

祖母も母も園芸が好きで、色々な植物を育てていました。
近所には洋風なお家があり、生垣には山吹、雪柳などが植えられていて春になると一斉に小さな花を咲かせていました。その美しさは今でも忘れられません。小学生の頃には近所の田んぼでレンゲ草やシロツメクサを摘み、スミレやそれらの小花を添えて花束を作ってよく遊びました。
子供なりに庭が与えてくれる喜びや充足感を感じていたので、わたしの夢は庭のある家に住むことでした。

高校生になり、部活動の後,友達と一緒に行った本屋でとても小さな一冊の洋書に出会いました。それはピーターラビットの絵本とカセットテープがセットで売られているもので、いくらかは忘れましたが、わたしのお小遣いからすれば高価だったと思います。でもその挿絵の美しさに心を奪われ、買わずにはいられませんでした。その頃の日本の園芸といえば、和風の庭が多く、そこに鉢やプランターにチューリップやパンジーなどの一年草を植え替えて、玄関先に並べて楽しむというのが定番でした。
今のように宿根草を一年を通して咲く様に植え付ける時代ではなかったと思います。
そんな時代に絵本の中に広がる自然と調和した花達が咲き乱れるイングリッシュガーデンの世界に一瞬で心を奪われました。
結婚してからは玄関先の小さな庭に草花を植えて楽しんでいました。
その後、縁あって鳥取県に越してきてから、ようやく本格的にガーデニングに取り組めるようになりました。
数年して、ある雑誌でイギリスには、普段見ることのできない個人の庭を見学できる日があると知り,とても羨ましく思いました。庭のオーナーもお客様も共に嬉しいステキなイベントだと思います。
近頃では日本にもだいぶ浸透してきましたね。わたしも兵庫県や広島県のオープンガーデンにお邪魔して庭のオーナーの方達と庭談義に花を咲かせたこともあります。どの庭も美しく、個性が光っていました。そしてオススメの品種や育て方のコツを教えてもらったり、苦労話を聞いたりとても有意義な時間を過ごさせてもらいました。この2年間は外出自粛が続いていて見にいくこともできませんが、また機会があれば是非伺いたいと思っています。私たちの庭も年に1日だけ解放してお客様に見てもらっています。そういう日があると草取りや掃除に弾みがつきますし、その日を楽しみにまた頑張ろうと夫婦で話が弾むのです。
庭は天国にいちばん近い場所とイギリス生まれのベニシアさんもテレビの中でおっしゃっていまいた。
これからも無理はしないように工夫しながら、ずっとガーデニングを楽しんでいければ良いなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
使える「セイタカアワダチソウ」
車で走っていると道路脇や空き地のあちこちにセイタカアワダチソウが咲いています。一時期、特定外来種に認定されていたこともあり、あまり歓迎されない植物というイメージもありますが、実は原産地の北アメリカではハーブや塗り薬としても利用されていたようです。花や葉にはデトックス効果もあり、お風呂に入れれば肌がすべすべになるそうです。お茶にしたり、あく抜きをして食べることもできます。