私たちの世界を変える 産業革命の前後

gura

今出来ることは?

こんにちは😀

今日はえらい大仰な書出しで失礼します。

今,私たちを取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。

わたしは歴史が好きで、世界の歴史に関する本をときどき読んでいるのですが、ここ近年で人間の生活スタイルが大きく変化したのがイギリスで起こった産業革命だと云われています。

18世紀末のことです。

それまでは仕事は日がな一日、家族で一緒にするのが普通で、好きな時間に働き,好きな時間に休んでいました。

地域密着型で祭りや地域住民同士などの関わりも濃かったようです。

そのかわりに生産性が悪く、生活は厳しい。

貧しさのゆえ、子供もなかなか成人まで育ちませんでした。

そんな頃にイギリスで産業革命がおこり、技術革新の結果、機械化が進み、工場などに働き盛りの年齢の人間が集められ、効率よく仕事をするように変わっていきました。

それに伴って子供達は学校に通い、日中はそれぞれが別の場所で行動するいまのスタイルに変わってきたのです。

経済活動が効率化され、利益を生み出しやすくなったものの、悪環境の中,低賃金で働かされ病気になる人たちも多くいたようです。

なので、この頃でさえ産業革命がもたらした弊害として貧困や病気、犯罪の増加などが問題視されていました。

しかしながら、何事も二面的な見方ができるもので、国全体から見れば生産性があがり,女性も社会の一員として以前より認められるようになり,その地位を向上させた利点もあります。

またそれまでは伝統的社会にみられた自然災害などによる飢饉や疫病の蔓延により生命の存続を脅かすほどの悲劇が大幅に減少していったのです。

そして、現在のような資本主義が台頭し、多種多様な職業が生まれ、暮らしが楽に豊かになってきました。

その豊かさを享受するためには、それを得るための収入を得る必要があるわけで、その手段として、それぞれが決まった時間に会社や学校に行き、決められた仕事をして収入を得る。勉強を頑張って次に生産性を生み出す組織の一員となってゆく。

そんなサイクルが出来上がりました。

産業革命以降、こうして企業が利益をあくまで追求し、消費者が安さを追求した結果、薄利多売な商売が盛んになり、安い労働力で大量に商品を生産し続ける現在の社会になりました。

とくに日本は20年間物価が上がらず、安い日本と言われるようになりました。

結果、自然サイクルに戻らない廃棄物が地上にも海にも増え続け、急速な環境破壊が叫ばれています。

週休二日制で満員電車に乗って好きでもない仕事に通い、賃金をもらって仕事をする。

人生の目的が仕事一辺になり、本来大切にされるべき家族や友人との時間がすり減らされる。

本来やりたいこともできない。

なんのために生きているのかわからなくなる。

そんなジレンマがずっと付き纏います。

人生とは本当はもっと豊かで喜びに満ちたものだったのかもしれません。

もうそろそろ産業革命以来の大変革が起きても良いのではないでしょうか。
ピンチはチャンスとも言います。 

コロナの蔓延によってリモートワークといういままで見向きもされなかった働き方が推奨されました。

学校の勉強もリモートでおこなえる技術を現代はすでに持っているのです。

産業革命以前のように自然災害や疫病などのために命を落とすことがほぼ無くなった今、つぎの転換期として、環境問題や経済活動のあり方、一人の人間としての理想的な生き方の追求していけるゆとりなど、良き未来への計画を全体的に見直していくときなのでしょう。

インターネットの普及はとんでもない改革をもたらしました。そしてこれからもそれらの課題を解決してくれるツールとなりうるでしょう。

課題はやまほどありますが、人任せではなく、ひとつひとつの課題を私たちが主体となり考え抜いてゆくことが一番の近道なのかもしれません。

これからはSDGsの取り組みについても勉強していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
SDGsはアリバイ工作であるということ
私たちがエコバッグで買い物にいこうが、ゴミの分別をいくら頑張ってしようが、いくら政府や企業がSDGsの行動をいくつかなぞろうが、それだけでは気候変動は止められないそうなのです。もちろん個々のエコ活動が無駄なのではありません。当然できる人ができることをすることが大切です。でも、それだけではもうこの人新世の時代を抜本的に解決する方法にはならないのです。