こんにちは、ぐらです。
近ごろパワースポット(パワースポット一人旅さん)にハマっています。
それで今年の春には、奈良県の丹生川上神社に行ってきました。
そして今回は「死ぬまでに行ってみたい絶景パワースポット10選」のなかにあった滋賀県の竹生島(ちくぶじま)です。
ここは「神の住む島」といわれてるパワースポットです。
竹生島へ
奈良時代の僧である行基が、はじめてこの島に伽藍を開いたといわれています。
また戦国時代に活躍した織田信長や豊臣秀吉にも縁の深い島です。
竹生島は、琵琶湖の北部にある無人島で、琵琶湖国立公園特別保護地区、また日本遺産に認定されています。
今津港からフェリーに乗り、約40分ほどで到着します。
料金は大人2700円 小学生1400円です。
*(往復料金)
上陸時間は80分ほどです。
琵琶湖は400万年前に誕生した、世界でも珍しい古代湖で、水深も深いところでは120Kmにもなるそう。
思ったよりも深そう。
行きは船上に席をとりました。
この日はお天気も上場で、小波がキラキラと美しく煌めいていました。
しかし前に操舵室があるため、船の先までは行けません。
先頭に座って景色がみたいのならば船内がお勧めです。
竹生島を散策
さあ,到着しました。
竹生島は、周囲約2キロほどです。
ここは島の玄関口。
船着場を降りると、おみやげ屋さんが数軒あり、そこでは近江牛のカレーパンや肉まん、もなかアイスや銘菓なども販売しています。
奥へ進み、共通拝観チケットを購入します。
大人600円 子供300円です。
つぎは祈りの階段です。
169段。
休憩スペースはほぼありません。
一気に登らなくてはならない、登りごたえのある階段です。
階段を上がり切ると、手水場があり、不動明王の像が見えてきます。
そのまま宝厳堂・本堂へと向かいます。
日本三大弁財天といわれ、中でも一番歴史があるそうです。
中はとても広く、御数珠やお線香(御供養用)なども購入することができます。
三重塔や宝仏殿などもあります。
宝仏殿には大きな木彫りの亀が鎮座して圧巻でした。
入場料 大人300円 子供250円
こちらは唯一、大阪城から遺構されたという国宝の唐門。
絢爛豪華です。
八大竜王拝所
そして竹生島のパワースポットでとくに絶景ポイントとされるのがここ「八大竜王拝所」です。
建物の前で写真を撮りましたら、なんと波動がもの凄い写真が撮れました。
中に入ると建物の中央部には神主さんがおられ御朱印やお守り、かわらけ投げなどを購入することができます。
そこを通り過ぎて奥まで進み、窓から湖を眺めれば、湖岸に向かって立つ鳥居が望められます。
そのあまりにも清々しい絶景に誰もが心を鷲掴みにされるでしょう。
鳥居の前でのんびり舟釣りをしている人たちも見えました。
また、ここでは「かわらけ投げ」ができます。
投げたかわらけが、鳥居をくぐって飛んでゆくと願い事が叶うそうです。
そのためにいくら課金しなければならないのだろ…
となんて思っていたら、一回でくぐってくれました。ラッキー
かわらけ投げ 一回 400円
お皿が二枚一組になっていて、
1枚目には、氏名を書き
2枚目には、願い事を書きます。
投げるチャンスは二回あります!
ここで雑談。
竹生島は平家物語や謡曲、能にもなっています。
また小説の中にも竹生島にまつわるお話がありますので、ご紹介します。
陰陽師 蒼猴ノ巻 「月の道」
夢枕獏さんの陰陽師シリーズ 蒼猴ノ巻の五話目に「月の道」というお話が入っています。
琵琶湖が舞台のお話です。
昔、盲の琵琶の名人である蝉丸法師が逢坂山に住んでいて、安倍晴明と源博雅が会いに出かけます。
蝉丸法師にあった後、三人して大津まで下り、琵琶湖に船を浮かべ、月でも愛でながら酒を飲もうと繰り出すのですが、なぜか南西からの風が吹き、湖北の方向(牧野の地)にある水神 泣沢女神(なきさわめのかみ)を祀る社に流されてしまうのです。
(東の方向には竹生島が見えます)
そこに現れた泣沢女神が言うには
「年に一度、満月の出る折に、竹生島からこの地まで一筋の月の道ができるのです。
その道を渡り、年に一度竹生島から弁才天様がおいでになり、私達は逢瀬を重ねてきました。
ところが横恋慕する青猿が現れて二人の邪魔をするようになったのです。
なんとかならないでしょうか,晴明さま」
というわけなのです。
泣沢女神を困らせるのは、賢く青い巨猿。
日吉の地に百歳の歳月を生きて通力を得た猿で,悪さばかりするので日吉の地を追い出されたのだそう。
その猿が犬ほどの大きさの蝦蟇を使い、白い靄を吐かせ、道を隠して邪魔をしていた。
無事,晴明が靄を消して、解決したのですが、本気の恋に身を費やしていた猿にとっては、とても切ない結末だったようです。
竹生島の漢詩
またこのお話の中にも出てくるのですが、
平安時代の初め、菅原道真の師であり、875年に文章博士となった都良香という人が竹生島にある弁天島に遊び、詩を読み出したそうです。
三千世界眼前尽(三千世界は眼の前に尽きぬ)
*三千世界とは、仏法の言葉で広漠とした世界のどこもかしこもと言う意味で宇宙全体のことを指しています。
この上の句は眼前に見える景色のことを歌いました。
しかしそのあとの下の句が浮かばず、諦めます。
しかしその夜、寝ていると夢の中に弁財天が現れて、
十二因縁心裏空 (十二因縁は心のうちにむなし)
十二因縁というのは、人間の過去・現在・未来の生死流転の12因果のことで、
この下の句の意味は、あらゆる煩悩というものが消え去ったあとの晴明とした心境を歌ったものだと言われています。
このあとは、琵琶湖を半周してランチです。
琵琶湖を半周するのに1時間以上かかりました。
琵琶湖、広すぎ!!
琵琶湖のカフェ「Dragee」
観光のあとのお楽しみ、ランチに選んだお店は滋賀県の長浜にあるDragee(ドラジェ)。
最近、楽天市場でここのクッキー缶をリピート注文しています。
ウサギをモチーフにした缶も可愛いし、クッキー自体がどれもほっぺが落ちるくらい美味しいのです。
偶然、琵琶湖のそばにあると知り訪れました。
店内の様子がこちら
お洒落でホッとする空間です。
限定のドラジェプレートがこちら。
最後のひと皿をゲットしました。
こちらはオムライス
デザートに頼んだモンブラン。
ケーキの値段でお皿にデコレーションしてもらえました。優しい💖
ネットでは手に入らない洋菓子や色とりどりのクッキーが売られています。
楽天市場で人気のクッキー缶もこちらで販売されていました。
価格:2880円 |
ランチもスイーツもどちらも満点のお店です。
そのほかにもたくさんの歴史や文化が息づく竹生島に一度遊びに行かれませんか。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)