いままで培ってきた人生観がじわじわと変わった本

gura

「マフィーの100の成功法則」

こんにちは、ぐらです。

今日はわたしの人生観をガラッと変えた本をご紹介します。

この本は一見すると絵空事や魔法のように思えます。

初めて読む方には,「そんなうまいことあるわけがないだろう」という思いを抱かせるかもしれません。

例えば、遠くにいる母親の病いを、離れた場所にいながら癒やすとか、欲しいものを受け入れたイメージをするだけで実際に手に入れることができるとか。

そんな胡散臭そうな話が一話2ページの短編で100話も並んでいます。

わたしも「そんなばかな。」と何度も途中で呟きました。

しかし、とても読みやすい内容なので、どんどん読み進み、あっという間に読了しました。

この本を書くきっかけになったエピソードを著者の大島淳一さんは次の様に語られています。

彼が学生時代、ロンドンに留学している時、ふと本屋でマフィーの本に出会ったそうです。

そして見つけたその本には、人間の幸不幸を決めるのは持って生まれた才能でも、持っている財産でもなく、「ただ心的態度の持ち方ひとつで人生が決まるのだ」と書かれていました。

じつはそれまで大島さんがずっと疑問を抱き続けてきた解答がここにあったそうなのです。

それは自分の身近な人の人生を見ていると「豊かで幸福な人と知能指数がほとんど関係ない」ということ。

「良心的で真面目ということも富や幸福とあまり関係ない」ということ。

こうした多くの事例を自分の目で見るにつけ、なぜこんな不公平なことが世の中には起こるのか、とずっと疑問を持ち続けていたそうです。

そう思い悩むなかでダーウィンのある言葉にも出会ったそうです。

「学問で成功するのは,頭の良し悪しよりは,心的態度の問題である。」という言葉。

彼はマフィーの本を読み、そのなかの[学問]というワードを[人生]に変えてみたら、とてもしっくりいったといいます。

「人生で成功するのは,頭の良し悪しよりは、心的態度である」

この心的態度というのが,道徳的とか思いやりというものではないのがとても面白いのです。

マフィーの書いたこの本では、その心的態度について、実践可能という見地から,多種多様な事例を挙げながら、わかりやすく百回も繰り返し説明しているのです。

ひとつの事例について見開き2ページ完結です。

ある例では、親孝行な姉と自分本位な妹がいた場合、心情的には親のために頑張った姉が報われて欲しいと思いますが、現実には逆になることも多いようです。

何故か。

マフィーに言わせれば,こうしなければならないという世間体や固定観念に縛られ、自分の幸せを顧みなかった姉と、自分はこんな幸せな人生を送るんだというイメージを強く抱き続けた妹との潜在意識の差が、月日を経て具現化されたというそれだけの話だというのです。

当然何を幸せとするのかは人によって基準が違います。

親は親孝行な娘に感謝し、はたから見て苦労ばかりに見えてた娘も実は幸せなのかもしれません。

しかし、自分の幸せもイメージしていかなければ、そちらの方向に人生は動いていかないということでしょうか。

また、わたしがこの本を読んで、とくに感銘を受けたのが、マイナスの感情をあっさり手放すことの大切さということです。

誰かに不愉快なことをされても、いつまでもそれを根に持たずに,さっさと許してしまって、その人を解放してあげる。

そして幸せを願ってあげる。

それで終わり。

それが返って負の感情から自分の心を解放することになるというのです。

潜在意識はけっして人を区別しないので人への怒りや恨み、嫉妬、妬みなどの負の感情で心を満たすと,自分にそういうものばかり惹きつけてしまう。

それより喜びや期待などのワクワクする気持ちや感謝の気持ちで自分の心を満たすと、良いことをますます自分に惹きつけていくそうなのです。

にわかには信じがたい話ですが、だんだんそんなものかもしれないな,と思えるようになってきました。

いつまでも嫌な感情に縛られているのは時間の無駄ですものね。案外、これは効きます。

この本を節目節目で読返してみると、自分の考え方が変わってきたことに気が付きます。

同じ本を読んでも前よりも深く内容を解釈出来るし、共感できる自分になっていきます。

この本の中には、まだまだ目から鱗で驚かされるような考え方がいろいろあるのですが、この続きはまたこんど。

わたしはこの本を母や娘たちにプレゼントしました。

もし興味を持たれたなら一度読んでみてください。きっと面白い発見があると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました😊
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