こんにちは、ぐらです。先ほどテレビを観ていたら、Eテレで「更年期障害」を取り上げていました。
紹介されていた女性は、更年期障害のために、全身の関節痛がひどくて、「このまま死ぬんじゃないのか」と思ったそうです。
「更年期障害」といっても、ホットフラッシュ、冷え、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れ、イライラ、不安感、不眠、抑うつ、無気力、肩こり、腰痛、関節痛、疲労感、皮膚症状(乾燥、かゆみ、湿疹など)、腟の乾き、性交痛、頻尿、尿失禁、膀胱炎など、人によりさまざまな症状があるようです。
現在は、ホルモン補充療法というものがあり、おへその近くに「丸いパッチ」を貼るだけの手軽な治療法もあるようです。ですので、ひとりで抱えこまず、まずは婦人科に相談するのが良さそうです。
20年前にも、ホルモン治療はテレビなどで紹介されていましたが,副作用として乳癌になるリスクが上がることを懸念していました。
しかし最近になってから、あらためて統計を取ってみたところ、ホルモン治療をしてから5年後の調査においては、問題になるような数値は見つからなかったということなので、とくに心配はなさそうです。治療費も月に千円から三千円ぐらいで手頃です。
しかし、治療をはじめると、胸の張りや、むかつきなどの副作用を感じられる人もいるそうです。
それも三ヶ月もすれば治るそうですので、専門のサイトで調べてもらえれば詳しいことがわかると思います。
私ももっと早くこのことを知っていれば、あんなに悩まなくても済んだのにと思います。
せっかくなので,私が体験した(かもしれない?)更年期障害の一部始終をご紹介します。
私の症状も全身(特に右腕全体)の関節痛でした。
始まりは悪玉コレステロール
昔から、「馬鹿は風邪ひかない」といいますが、ありがたいことに、ほんとに身体が丈夫で、病院にお世話になることもなく、ここまできました。
しかし、7年前ごろから血液検査でLDL(悪玉コレステロール)の値が高いと指摘を受けるようになりました。
その頃の生活と云えば、前にも書きましたが、暇なときは甘いものを好きなだけ食べては、昼寝をするという自堕落な生活でしたので、まずは完食を控えるところから始めました。
改善されない悪玉コレステロール値
そのほかには、週末に一万歩を目標に頑張って歩いたり、食事の内容を野菜中心や肉中心にしてみたりと、まるで人体実験さながらに、手当たり次第に良いと思えることを試してみました。
しかし悪玉コレステロールの数値は、一向に下がらず、増え続ける一方だったのです。
そして行き着いた究極の方法
若い女性が、ダイエットのために、食事制限をして、体調を崩したりする問題は、時々テレビでも取り上げられていますが、中年の女性がダイエットで身体を壊した話は、あまり聞いたことがありません。
こう毎回毎回、健康診断で引っかかってしまうと、どうにかしなくてはと焦ります。
かといって、病院で診断してもらい、毎日薬を飲まなければならないような生活にはまだなりたくなかったのです。
そこで今度は徹底的に食事を減らす作戦に出ました。
どうせ身体中に脂肪がついているのだから少しぐらい食べなくてもいいだろうという軽い思いもありました。
そうして始めたのが、リンゴヨーグルトダイエットです。
無理なダイエット
基本、朝食はたべないか、コーヒーだけです。
昼食はサーモスの容器にリンゴ一個分とヨーグルトを入れて持っていきます。
それまでは曲げわっぱのお弁当箱に、ご飯もおかずもしっかり入れて持って行ってたのですが,たくさん食べた割にはすぐお腹が空くし、食後の眠気は半端なかったです。
意外なことに、リンゴヨーグルトのほうが空腹感も眠気も感じにくくて助かりました。
しかも、調理時間もかなり削減できるので、「こんな方法を思いついた私って天才!」ぐらいに思っていました。
夕食は、ご飯を茶碗に半分にして、おかずはバランスよく普通の量を食べていました。
はじめて一ヶ月くらいは順調に体重も減ってきてはいたのですが,そのうち体重は落ちなくなり、徐々に身体が疲れやすくなってきました。
そのうえ、ひどい肩こりや腰痛なども頻繁に起こすようになっていきました。
手や腕の痺れ
わたしが、このころ一番困ったのが、腕などの痺れでした。
これまでにも自分の腕で腕枕をして痺れがきたことはありましたが、今回のは明らかにそれとは違うのです。
異変に気がついたのは、右腕のだるさが何ヶ月も続いた頃です。そのあと、指が強張るようになりました。
朝方は腕全体がこわばり、血がうまく通ってない感じで、しばらくの間は指を動かすことができませんでした。
リウマチを疑って、病院に行ったことも何度もあります。
しかし、いくら血液検査をしてもリウマチの陽性反応は出ませんし、原因もわからないのです。
また他には、薬局に置いてある機械で血管年齢を測定すると、かなり実年齢よりも上の年齢と判断されていて、血管の弾力もかなり落ちているようでした。
そのうち朝起きて、布団を畳むのもキツくなり、歩いたり、座ったり、立ったりするのも軽々とするのができなくなってきたのです。
歳なのかなぁー
とも思いましたが,わたしよりも先輩な人たちはすごく元気そうなのです。
とくに私の父や母の方が元気だということは、健康=年齢ではないということです。
それに、なによりまだまだ元気でいなければなりません。
よく食べて恢復傾向
今思えば、数値や体重にこだわりすぎて栄養失調の状態になっていったのかもしれません。
爪も割れやすくなるし、肌や髪もパサつき、体力も無くなり,血管も弾力を失ってまさにヤバい状態でした。
やはり,食生活は大事です。
体重よりも体力が重要です。
それに改めて気づき、ご飯をきちんと食べるようにしてからは、体力も戻り、手の痺れも無くなりました。
もともと更年期障害の原因は、女性ホルモン(エストラゲン)の急激な減少により起こる症状で、女性ホルモンが減少すると、善玉コレステロールが減り,悪玉コレステロールが増える傾向になります。
そのように、誰でもその年齢になると悪玉コレステロールが増える傾向にあるそうなのです。
しかし,そのまま放置すれば再検査で病院に行かなければならず,その結果によっては薬を常用しなければならなくなるのです。
誰でも必ず歳を取り、こうした体の変化が少なからずいつかは訪れるのです。
では、こうしたときに一体どうしたらいいのでしょうか。
しかも更年期障害という響きがどことなく「負」の感じを纏っているので、あまり人にも話したくないし、認めたくもない気持ちもありますので、どうしても見ないでおこうという心理も働きます。
病院で診断を受けたことで、死ぬまで薬を飲むハメになるのもできれば避けたいです。
そうすると、選択肢は自力で治すか、病院に行って薬を飲み続けるのかの二者択一を迫られることになり、悩むのです。
その間の対策が欲しいのです。
もっと選択が増えて、未病として気負いなく改善する方法が充実してくれれば、こちらとしても嬉しいですし、増え続ける医療費の圧迫も回避できるかもしれません。
みんな通る道、でもそのひとにとっては初めての道。
職場等の健康診断の在り方も今後議論がなされるといいのですが…
〈男性更年期障害〉
男性更年期障害もあります。
男性の場合、テストステロンの減少によって症状が悪化するようです。
また、加齢や肥満が原因になることも多いようです。
体がだるい、関節が痛む、感情の起伏が大きくなるなどの症状があるときは、更年期障害を疑ってみるのもありです。
AMSスコアという判断基準があるそうです。
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など、気になる方はNHKのホームページでご確認ください
皆さま、くれぐれも健康に気をつけて,これからも健やかな毎日をお送りください。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊