マーフィー、眠りながら巨富を得る

gura

こんにちは,ぐらです。

今回は三笠書房から出ている「マーフィー 眠りながら巨富を得る」を紹介したいと思います。

わたしの好きなマーフィーシリーズで、訳はいつもの大島淳一さんです。

マフィーはこう言います。

「人の一生は、その人の想像力の色によって染められる」と。

人生という航海の舵取りを自分がするのだということを忘れていませんか?

という本です。

そして今の自分を見つめ直し、「本当はどうしたいのか」「何がしたいのか」「どうなりたいのか」ということを眠る前の静かな時間に考えるのが最適だということです。

その静かな心で考えた答えが、寝ることによってそのまま潜在意識に植えつけられ、叶わざるおえなくなるのだといいます。

先日、「ホンマでっかTV」を観ていたら、ある実験をしていました。

3歳と5歳の子供たちを対象に、「人に頼まれた場合、嘘をつくのかどうか」という実験でした。

結果、3歳児は嘘をつかず、そのまま真実を伝える割合が多いのですが、5歳児になると相手の気持ちを慮って嘘をつく割合が高くなるそうです。

人間は社会的な生き物です。

5歳児でもそうなのですから、長く生きていくうちに、周りからの影響を受け、我慢したり、人に合わせたりして、本来の自分の思いとはかけ離れてしまっているかもしれません。

さまざまな要因

この本の中には、このような言葉があります。

信条、教義、宗派、お守り、護符、聖像画、聖堂などを信仰している人は何百万もいます。

しかし、そういう人たちは実際に役立つ信仰はなにひとつ持っていないのです。

何百万人もの人が欠乏と病気に苦しみ、やっとのことで生計を立てていますが、それというのも、自分自身の潜在意識の中にある無限の富を引き出すことを知らないからです。

しかし、別の何百万人の人々は、本当に役立つ信仰を持っています。

それはこの人たちの肉体,仕事,経済状態、人間関係など,その他の生活のあらゆる面にもはっきり表れています。

マフィー 眠りながら巨富を得る 三笠書房

世界にはさまざまな宗教や信仰があります。

それぞれがなにかしらを信じたり,祈ったりしている。

けれども、決して裕福で幸せを感じている人ばかりではないと、マーフィーはいいます。

生まれた国や宗教、育った家庭環境や地域の習慣や風習など、それらの影響を受け入れて成長していきます。

例えば「富」というものを考えるとき、国により「個人の自由を重んじ、私有資産を大切にする国家」もあれば「私有資産を軽蔑し、完全に否定する国家」、またはその「中間の国家」もあります。

私有資産を大切にする国家ならば、富を喜んで受け入れる心持ちの人が多いでしょう。

しかし私有財産を拒否する国に住んでいるとすれば、個人的な富を悪いものとし,贅沢を悪とする心が育つのでしょう。

でも、マーフィーはいいます。

この宇宙にあるあらゆる万物は、成長し、豊かさを享受するためにこの世に生み出されたのであり,みな幸福で輝くばかりで,自由であるためにこの世に生まれてきているのです。

けっして我慢したり、窮屈な思いをするために生まれてきたわけではないと。

今では資本主義国家の日本ですが、一昔前は、贅沢は敵だとか、まだ使えるものを捨てるのはバチが当たるなんて言われてきました。

そのため、いまでも贅沢することに後ろめたさを感じたり,古くなってしまった物やいらない貰い物を捨てることに罪の意識を抱き、すでに意味を無くしたものたちに囲まれながら生活していたりします。

マーフィーは「考え方」も、ものであると言います。

知らず知らずのうちに身につけた考え方のクセに、本来自由であったはずの思考が制限されているかもしれないといいます。

子供は、親や先生から教育を受けて育てられます。

テレビや本からも情報を得て、良きにつけ悪しきにつけ、さまざまな影響を受けることにより善悪の判断を身につけていきます。

そしてそれぞれの人生観や道徳観を養って成長いきます。

最近、世間を騒がせている宗教二世問題や毒親に関する書籍がたくさん出ています。

社会経験の少ない子供にしてみれば、幼い頃は親のみが唯一の社会の窓であり、それらの教えを素直に受け入れて育ちます。

子供の頃に身についてしまった考え方のクセをなかったことにするのは、とても困難ですし、すでに疑問にすら感じなくなっているかもしれません。

それをあえて覆そうとすれば、その人のアイデンティティに少なからず影響が出ることでしょう。

しかし、その長い年月をかけ染み付いてしまった考え方がいま、あなたに息苦しさを感じさせたり、生活を逼迫させたり、病気を引き起こす原因になっているのかもしれません。

知らず知らずのうちに身に付いてしまった思考のゆがみや、そのために感じるストレスをなくし、その後の人生を心身ともに健康で、幸福感に満ちた生活に導いてくれるのがマーフィーの考え方だとわたしは思っています。

それでは、さっそくマーフィーの法則をご紹介します。

マフィーの法則とは

人の一生はその人の想像力によって染められるのです。

あなたを苦しめているのは,常にあなた自身の考えの動きであり,

自分の想像したものに自分がなるのだということを知る時、あなたは真に富めるものになるのです。

あなたが成功するか否かは、あなたの習慣的な考え方と、あなたの人生をてっぺんから足元まですっかり変えようとする心からの欲求を持っているかどうかで決まります。

真に繁栄するためには、あなた自身が生命の原理が機嫌良く、調和的に楽しく、愛をこめて流れてくる水路になることが必要です。

仕事や考え方のしっかりした方法を確立し,それを毎日規則的に実践するのをお勧めします。

あなたが今,何かを計画しているのなら、それを今すぐ計画するのだということを忘れないでください。

自分の現在の考えはどうにでもできます。

いつか時が来たら、と言っている人はたくさんいます。

しかし、あなたが変えなければいけないのは、今のあなたの考え方でなのであり,それを変えたならば,そのままにしておけばいいのです。

あなたは唯一の根源なる生命の原理(潜在意識)の力により、あなたの肉体は創造されたのであるから、その力に頼れば、全てのトラブルを癒します。

具体的には、自分のしたいこと、なりたいもの、理想の自分や理想の生活などを思い描くことから始めます。

「無理だ」とか「難しい」とかいう顕在意識からくるマイナスなささやきはきっぱり否定します。

眠りにつく前の、うとうとした時間に、なりたい自分を思い浮かべて「潜在意識」に引き渡してください。

願いを叶えるのはタッチの軽さです。

しつこく祈る必要も、不安に思う必要もいりません。

二つの時間泥棒

「過去」と「未来」を思うのは時間泥棒

過去の失敗について悔恨に耽ったり、未来についてあれこれ心配することは現在のあなたの活力と心の平和を奪うことになります。

あなたの現在の考えを,正しい水路にむけてください。

平和、調和、喜び、愛、繁栄、善意などの考えをあなたの心の王座につけてください。

あなたの富と、健康と、成功をいま受け入れてください。

そうすれば,あなたは栄光ある未来を打ち立てることができます。

富とは、あなたの心の中にある思想イメージです。

富は今,あなたの人生を循環しています。

九つの質問

この本の冒頭には九つの問いがなされています。

それは、

  • どうしてある人は非常に金持ちで、またある人は貧しいのでしょうか。
  • どうして同じ仕事をしていても、ある人は、成功するのに、ある人は失敗するのでしょうか
  • どうしてある人は、富を願っても効果がないのに、別の人が祈るとすぐに効果を得られるのでしょうか
  • どうしてある人は、お金や成功を求めて、肯定法を用いても、ますます貧しくなるばかりなのに、別の人が肯定法を用いると、素晴らしい結果が得られるのでしょうか。
  • どうしてある人は、成功の階段を上っていくのに、同じ資格を持った別の人は、一生あくせく努力しながらも、これといったことを何一つ達成できないのでしょうか。
  • どうしてある人は、自分の目的を達成するために、必要なお金を全て持っているのに、別の人はやりくりをできかねているのでしょうか。
  • どうしてお金持ちは、さらにいっそうお金持ちになり、貧乏人はさらにいっそう貧乏になるのでしょうか。
  • どうして姉妹の家の1人は、幸福な結婚をしていたから、生活を送っているのに、もう1人の方は寂しく挫折しているのでしょうか。
  • どうしてある人の信念は、その人を豊かにするのに、別の人の場合には、信念がその人を貧しくし、病気にするのでしょうか。

この本を何度も読み直しながら、私なりに答えを見つけようとしています。

①の問い

どうしてある人は非常に金持ちで、またある人は貧しいのでしょうか

という問いに対するわたしなりの答えを書いてみます。

(豊かな人)

  • 富を期待する気持ちが強い
  • 潜在意識によく頼れている
  • マイナスな感情を寄せ付けない
  • 他人の富や幸福を喜ぶ
  • 富裕感がさらなる富を生み出す

(貧しい人)

  • 富を期待する気持ちが薄い。もしくは富は悪いものだと思っている
  • 常識や世間体、思い込みなどの顕在意識に心を支配されている
  • 他人の富や幸福を喜べない
  • 欠乏感がさらなる損失を拡大する

貧乏は良いものだとか、欠乏は避けられないとか、富は悪いもの、ずるいものという考えを一掃しない限り、自分自身のみならず、この世界から貧困を根絶することはできないということを、この本を読んで理解しました。

良いことを思うとき、良いニュースに敏感になり、良いことを引き寄せ易くなります。

悪いことを思うとき、悪いニュースに敏感になり,悪いことを引き寄せ易くなります。

その積み重ねで、その人の人生が作られていきます。

このマーフィーの考え方は個人レベルだけにとどまらず、いまの世界の閉塞感に風穴をあけ,いろいろな問題に的確に回答してくれるものであると思います。

というのも、宗教=普遍なるもの(潜在意識)であり、他人の富や幸福を祈ることが自分の富や幸福につながるというロジックは秀逸。

また、過去の怒りや恨みにはいつまでもそれに固執せず、すぐに手放し、愛を持って心を広げ、自由を尊び、調和と平和を愛するこのマーフィーの法則は、人類の未来を明るい方向へと指し示す大きな光となるような予感がします。

では、最後にマフィーのこの言葉で終わりたいか思います。

マーフィーの言葉

あなたが生まれた時、全世界は既にあったのです。

生命はあなたへの贈り物です。

実際のあなたは、生計を立てるためだけに、この世に生まれてきたのではありません。

生命自体があなたへの贈り物だからです。

あなたは生命を表現し、あなたの隠された才能を世界に解放するためにこの世にいるのです。

あなたの潜在意識を利用するノウハウを手に入れられるならば、あなたは一生の間、健康であれ、心の平和であれ、神の自己実現であれ、仲間であれ、よい家であれ、やりたいことをやりたいときに、やれるだけのお金であれ、どんなものにも不足する事はないでしょう。

裕福になるための無限の力をあなたは持っているのですが、その無限の力に至る潜在意識のカギは、あなた自身の考えなのです。

あなたの考えることには、ものを作り出す力があるのです。

成功、達成、勝利、豊富、良い生活のことを規則的に、また正しい方法で考え始めてください。

人間が変わるのは,その心が変化することによって変わることができるのです。

「自信」とは,自分自身の考え方や感じ方によって自分の運命を創造するのだという自覚のこと

自分の”考え”を大切にしていきましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました😊

あなたに持っていてもらいたい5つのお守り
わたしの大好きな本「マフィー100の成功法則」に載っているなかから、いざという時に使える五つの呪文?をご紹介します。わたしもこの言葉たちに助けられました。