こんにちは、ぐらです。
今年(2023年)の節分は2月3日(金曜日)で、恵方は南南東微南です(ムズ)。
今年の節分は2月3日ということですが、節分というのはこの日だけではなく、正確には年に4回もやってくるそうです。
節分とは
節分とは、季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前の日のことを指します。
年に4回も節分があるというならば、ほかの節分にも豆を撒いたり、違う物を撒いたり何かするの?というと,そうではありません。
「節分」は二十四節の始まりであり、この立春の前日は新暦の12月31日のように旧暦の大晦日と認識されています。
「冬」から「春」に転じる時には、あまりに変化が大きいために、疫鬼が民に病や災禍をもたらすとされています。
そこで豆まきをしたり、ひいらぎの枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立てたりして、疫鬼を駆逐し、古い年を無事に過去へ送ってから、新たな年を春の陽気や吉福とともに迎えようということのようです。
豆まきのいわれ
豆を撒くいわれは、鬼の目(魔目 まめ)に豆を投げつけて魔を滅する魔滅(まめ)からきているそうです。
ほぼダジャレのようですが、日本人は昔から言霊を大切にします。
おせち料理にしてもまめまめしく動けるように豆、喜(よろこ)ぶで昆布ですもん。
そのほかにも「節分」には地域によっていろいろな風習があります。
編み目の荒い籠を飾ることで、籠の目が沢山の目に見えて鬼が怖がる。
5cm角程度の紙片に「かにかや」と書いて家や納屋の出入口の戸に貼っておくことによって、これを読んだ鬼が意味が分からず、迷っているうちに夜が明けてしまう。
こうしてみると、怖いはずの鬼がなんとなく愛おしく思えたりもしますね。
小学生の頃、国語の教材に「泣いた赤鬼」というお話がありました。
あらすじは、人間の友達が欲しいという赤鬼のために、友達の青鬼がひと芝居を打つ話です。
芝居が上手くいき、赤鬼は願い通り人間たちと仲良くなるのですが。。。
なかなか切ないお話でした。
恵方巻
また季節行事には美味しい食べ物がつきものです。
今年は南南東微南の方向を向いて、巻き寿司を一本丸ごと無言で食べます。
私が恵方巻きを知ったのは小学生の頃。
持ち帰りのチェーン寿司「小僧寿し」のコマーシャルで知りました。
今では全国展開する大手スーパーや地元スーパー、寿司チェーン、コンビニなどでもこの時期になると、テレビCMや新聞チラシなどでも大々的にコマーシャルを打ち、その経済効果は300億円とも600億円ともいわれています。
何年か前には廃棄による食品ロスが社会問題となりましたが、その後予約による事前注文や、廃棄が多数出ない発注の仕方などの対策に取り組むことにより,最近では食品ロスは減少傾向にあるそうです。
恵方巻の食べ方としては、その歳の恵方を向き、願い事を思い浮かべながら、声を出さずにいっぽん丸ごと食べるのが一般的なようです。
なかには、「笑いながら食べるとよい」という地域もあるようです。
恵方巻の他には、炒り大豆を自分の歳の数食べたりします。
結局、歳の数以上食べてしまうのですが,あとから胸焼けがします(笑)。
節分の翌日はいよいよ立春。
春の「字」が嬉しいですよね。
まだ春の実感は薄いですが、日が少しずつ長くなり、最近は夕方の5時過ぎでもまだ明るいです。
一歩一歩、春の足音が近づいていていますね。
それではまた。