こんにちは、ぐらです。
今回は久しぶりに投資の現状報告と今後の課題について書いていきたいと思います。
私がNISAを始めるにあたって、まず下記の2つのうちどちらを選択するのか迷いました。
投資金額の年度枠が120万円と多いが非課税期間が5年と短い一般NISAか、投資金額の年度枠が40万円と少ないが非課税期間が20年と長い積立てNISAのどちらかです。
悩んだ挙句、2021年の5月から一般NISAを始め、2年目に突入しているわけですが…
いまはSBI証券に口座を開設して、柱として「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」という人気の投資信託を、住信SBIネット銀行カード決済でVポイントを獲得しながら定期購入しています。
そのほかに余った枠を使って国内の高配当個別株を単元未満株や米国の個別株や高配当インデックス株を買ったりして今年の非課税投資枠もあと数百円を残すのみとなりました。
しかも9月末には欲しかった高配当株が権利落ちし、理想の価格まで下がったので特定口座で拾い買い足したりしています。(これが、底値と思いきや続落したりしてやや心中穏やかでない日々を過ごしていますが、、、)
ご存知の通り現在は米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げが続くなか、S&P500に連動する米国ETFやマイクロソフト、ジョンソン&ジョンソンなどの米国の個別株、SPYDなどの米国の高配当株などもかなり値を下げています。
チャンスと捉えて、買い増したいところですが、何せこれまた円安ドル高の影響でそれもままならず…
不況に強いドルコスト平均法
こんな時こそ積立てNISAの強みが骨身に沁みてわかります。
定額で淡々と積立てしていくスタイルなので、株価が上がっている時は少なく、株価が下がっている時はたくさん購入できます。
そのため、いまは含み益が減って心細いところもありますが、長い投資期間が最大の武器になり、いずれ株価が上昇したときにこの期間が効いてきそうです。
積立てNISAならば多少の株価の乱高下にも平常心を保ちつつ日々の生活を送れそうですね。
しかし一般NISAの場合は5年と非課税期間が短いので、上手く上昇気流に乗れれば良いのですが、そうでなければ焦ります。どうなるか、こればかりは分かりません。
しかも当初にファンダメンタルもテクニカルメンタルも考えず,勢いだけで買った個別株の中には株価を大きく下げ、マイナスになっているものもいくつかあります。
一般NISAの弱点は
- 損益通算ができないこと
- 繰越控除ができないこと
- 短期決戦は売るタイミングが難しい
といわれています。
一般口座や特定口座ならば利益と損益を相殺できますが、一般NISAは、損切りができず塩漬けにして損益が拡大した場合、結構つらいですね。
積立てNISAも損益通算ができませんが,投資対象の商品が長期の分散投資に適した投資信託であり、慌てて売らなければならない事態にでもならない限り、損失が出る可能性はかなり低いようです。
ですので、今になって思えば一般NISAではなく積立てNISAを選択しておき、余裕があれば特定口座で個別株や米国株をするべきだったのかなぁと思います。
一般NISAから積立てNISAへ、積立てNISAから一般NISAへの変更は年1回可能なので、今後必要だと思えば躊躇なく行うつもりです。
NISA制度の見直しはされるのか?
かねてより資産所得倍増プランを打ちだす岸田首相は2022年の5月、ロンドンでの講演の際に、「貯蓄から投資へのシフトを大胆・抜本的に進め、投資による『資産所得倍増』を実現いたします。そのために、NISAの抜本的拡充や個人の預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設など、政策を総動員して『資産所得倍増プラン』を進めていきます」と発言されました。
どうしても投資より預金に偏りがちな日本の金融資産について、岸田総理からは「眠り続けている預貯金をたたき起こし、市場を活性化するための仕事をしてもらいます」という発言も飛び出し、その言葉からは現在、日本にある2000兆円を超える個人保有の金融資産を投資にまわすことにより(現在の株式保有残高は、ほぼ全体の一割ほどに過ぎない)、今ひとつ伸び悩んでいる日本経済の活性化の起爆剤にすることへの期待も伺われます。
この制度の改定により、今後一般NISAと積立てNISAが統合され、投資可能期間の恒久化や非課税期間の無期限化がなどがなされれば、かなり日本経済において画期的な明るいニュースになります。
ぜひ、全力でまとめてもらいたいものです。
2年間続けて思うこと
今のところ私の投資の全体の成績はプラスで推移しています。
やはりETFでも投資信託でも米国のインデックス投資が強いリターンを上げてくれています。
何より社会情勢や経済の動きなどに関心が向き、色々と勉強できて楽しいです。
とりあえずは年度末にかけ、NISA制度がどうなるのか様子を伺ってから,今後の方針を決めていきたいと思います。
新NISA最終調整案
追記 先日の新NISA最終調整案が以下のようになったそうです。
これが本決まりになれば、今後の見通しが立てやすくなり嬉しいです。
つみたて | 新つみたて (新成長投資枠) | 一般 | |
年間投資可能額 | 40万円 | 120万円 (240万円) | 120万円 |
投資上限額 | 800万円 | 1800万円 (内成長株 1200万円まで) | 600万円 |
投資可能期間 | 2042年 まで | 無期限 | 2023年 まで |
運用期間 | 20年 | 無期限 | 5年 |
これが採用されれば今後はつみたてNISAと一般NISAを併用できるらしいのですが、それぞれ証券会社を分けることができるのか、という疑問もあります。
各証券会社のポイント還元の上限を最大限利用しようとすれば、最適な投資方法も出てくるかもしれませんね。
今後の成り行きを見守りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊