モグラの生態

gura

こんにちは、ぐらです。今回は、モグラの生態について調べてみました。モグラ族のぐらを名乗るからには最小限のことは知らなくてはいけませんからね。

トガリネズミ形目モグラ科

モグラはトガリネズミ形目モグラ科に属します。

トガリネズミ科目にはほかにコビトジャコウネズミやミズカキカワネズミがいるそうですが、名称に反してネズミ類というよりはモグラに近縁の動物で、こんな変わった仲間もいるそう。

Black shrew

英語から翻訳-黒いトガリネズミは、ボルネオ島のマレーシアのサバ州のキナバル山でしか知られていない白い歯のトガリネズミです。

生息地の喪失と範囲の制限により、絶滅危惧種に指定されています。

それはその種の最小のトガリネズミであり、中央アジアの一部に住んでいます。

本当に尖ってますね。

そして、なんかとってもキュートですね。

そういえば、トーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の冬」のいうお話にもトンガリネズミが出てきてましたが,ひょっとしたらこの子なのかもしれませんね。

モグラの生態

話が逸れました。

モグラの生態ですが、日本国内では北海道を除く全国に生息し、寒くなっても冬眠することなく餌を取り続け、5年ほど生きるようです。

普段は森林や草原の地面にトンネルを掘り、地中で生活をしている哺乳類なのです。

体長は種によって異なり、10センチから15センチ前後。細長い体に、土をかきやすい大きな前足と長い鼻が特徴です。

目は小さく、光を感じる程度しかできません。その代わり、鼻の先にある「アイマー器官」という特殊な触覚が発達し、触れたものを判別することができます。

また体毛は皮膚から垂直に生えていて、そのため自分の体の幅ほどしかないトンネルの中でも引っ掛かりにくく、後退も簡単にできるようになっているのです。

モグラの食べ物

主な餌は地中のミミズやカナブンやカブトムシの幼虫などの昆虫で、自分のトンネルの中に迷い込んできたものを探して捕食します。

とんでもない大食漢らしく,1日に自分の体重の半分くらいの量を食べるらしいです。

そして消化も良いので半日(十数時間)何も食べないとお腹が減って死んでしまうらしいです。モグラ、大変ですね。

モグラは害獣?

モグラは草食系ではありませんので、花や作物を直接食害することはありません。

しかしながら畑などのミミズを捕食するために、トンネルを掘るときに作物の根を傷つけて作物を枯らしたり、伸びにくくすることから、農業害獣とみなされることもしばしば。

よく、「ペットボトルで作った風車が効くよ!」なんて言われています。

うちの庭にも、毎年春になると、モグラ塚が芝生のあちこちにボコボコ張り巡らされていて、ちょっと悲しいですが、しょうがないので足で踏んで回っています。

そんなこともありますが、なんとなくモグラは憎めず、「こんど退治してやろう。」とは思わずに、「ここはミミズがいる良い土になったんだな」と思っています。

モグラは人を困らせる一方、毛皮を目的とした乱獲や、生息環境の悪化などで年々数が減り、絶滅危惧種に指定されている種類も存在します。

モグラのすごい特技

モグラは地下生活をするように進化した動物で、土を掘るための手およびそれを動かすための腕や胸部の筋肉が強大に発達しています。

たとえ踏み固められたところでも数十秒で自分の体を土中に隠す事が出来、軟らかい土であれば瞬く間に体を土中に没することが出来るそうなのです。

もぐら、すごいですね。

モグラのトンネルってどんな?

モグラのトンネルには1日に何回となく通る幹線トンネルと、稀にしか通らないか1度掘ったあとはほとんど使われないようなトンネルがあります。

幹線トンネルは、巣から採食場へ行く通路で、頻繁に使われるためその内壁はよく固めて滑らかとなっており、土塊などが入っていることはほとんどありません。

トンネルの深さは地下1mから、それ以上深いこともありますが、通常は餌になる動物が多い30cm以下のことが多く、巣は川岸や畑地周辺のブッシュの下や盛り土、堆肥置場などの地下に広葉樹の枯葉や枯草などで作っているそうです。

モグラの特徴とは


モグラの目は退化し、視力はほとんどないのですが、聴覚は鋭く、かすかな音や振動を敏感に感知して餌動物を捕まえたり、外敵から逃れたりします。

ただ臭覚は特に敏感だとはいえず、土中では5cm以上も離れるとほとんど感知できません。

モグラを捕獲するには許可がいる?

捕獲器や罠などを使ってもぐらを捕獲することは、住んでいる自治体に許可をもらった方のみ可能な方法です。

もぐらは鳥獣保護法の対象なので、許可なく駆除、捕獲をすると法律違反になる可能性があります。

日本に生息しているもぐらの中には絶滅危惧種や準絶滅危惧種のもの、都道府県によっては希少鳥獣に指定されているものもあります。

傷つけたり殺したりせずに生きた状態で捕獲した場合には、人里離れた自然に帰してあげましょう。

もぐらの捕獲に関しては、まずは自治体に問い合わせるとよいでしょう。

以上がモグラの生態でした。

野ブタとモグラ

2005年に日テレの土曜日に放映されていたドラマ「野ブタをプロデュース」が大好きなのですが,その文化祭の回に、信子と彰と修二が文化祭の出し物でやるお化け屋敷の準備をするシーンがあるんです。

そこで修二が作っているコウモリを見つけ、彰が熱くモグラの奇跡を語るシーンがありました。「ねぇ,知ってた。モグラってさ,ずっーと穴の中で一匹で生活しているんだって。だけど発情期になるとおねーちゃんと出会ってウハウハって。ずっーと土の中にいるのにすごい奇跡だよね。」って。

文化祭が終わった後、こんどは信子が「わたしね,長い間掘ってたんだよね。土の中を。そしたら突然2人が出てきた。こんなことが起きるならモグラみたいに土の中を掘っているのも悪くないな。」って。

信子と彰がプロデュースしたお化け屋敷の出口の所に大きな鏡が置いてあって、そこにこのように書いてあるのです。

「今その手を繋いでいる人と出会えたのは奇跡のような確率です。決してその手を離さないように。」と。

いま身近にいる家族,友達、同僚、ご近所さんなど、この時代,この世界に生まれ会えた奇跡は目には見えないけど、深い前世からの縁かもしれませんね。

そんなことを考えさせてくれるモグラは今でもきっと虫をたらふく食べて、せっせとトンネルを掘っていることでしょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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